シフトダウン専用

 なぜか山陰米子の星、中田浩二(父は転勤族)



■中田浩二、バーゼル移籍後初ゴール(記事リンク)


02年W杯代表発表時トルシエは、右サイドについてこう言った。
「攻撃的に行くならなら市川大祐、守備的に行くなら明神智和。。
 そうすると波戸康広の出番は無くなった・・・・」
3-4-1-2でシステムを超堅固に固定化しているので、
シフトアップ・シフトダウンを明瞭に示せるギアを用意できたわけであった。
さて、現在のコインブラジャパン。
田中誠OUTで松井大輔INというシステムチェンジを伴ったシフトアップはよく行われる。
膠着状態に陥り続けてきたためか、シフトアップは容易に思い出せる。
(あと、柳沢敦OUT久保竜彦INも完全なシフトアップだな・・・・)
翻ってシフトダウンは??
あまり記憶にないが、昨年のW杯予選でのバーレーン戦北朝鮮戦では、
中村俊輔小笠原満男柳沢敦あたりに稲本潤一遠藤保仁中田浩二ってな交代があった。
しかし一点もやれない場面で、相手の波状攻撃的猛攻に耐え続ける展開は未経験。
6月の生本番でそんな展開に陥ったら?
オーストラリアにサイドをグルグリ突かれ、センタリングを挙げられ続けたら・・・
クロアチア戦で、プルソめがけてアーリークロスを放り込まれ続けたら・・・・・・
三都主アレサンドロOUT 中田浩二IN というシフトダウンも
選択肢の一つに挙げても良いと思う。


コインブラジャパンでの三都主アレサンドロのアシスト数は、かなりの数。
軽挙な守備に目を瞑っても、(往時の勢いはなくとも)その攻撃力は貴重だ。
その三都主サレサンドロに替わってスタメンを・・・・なんて妄言はさすがに出来ない。
ただ終盤での中田浩二投入と言う守備固的起用は、大いにアリなハズ。
中田浩二といえば、新しいところでは昨年暮れのラトビア戦
大舞台では02年W杯トルコ戦なんかでの、敵へのビューチーなスルーパスで知られる。
弛緩した局面でなく、緊迫した短時間なら、人並みの集中力を保てるのでは・・・・
と勝手に期待しているのだが。。


中田浩二にあって、三都主アレサンドロに無い武器。
その守備能力、無闇無謀に仕掛けない点、そして中長距離パスの精度。
やはり有名なのは、01年コンフェデのカメルーン戦。
鈴木隆行のフィジカルの強さがカメルーンを凌駕した試合だが、
1点目の中田浩二からの鈴木隆行へのロングアシストは、驚異的だった。
今までの日本蹴球では想定出来ない距離・精度のパスだった。
まぁ、あれしか見たことないのだけれど、
あれを見せられた日にゃ、簡単に忘れ去ることの出来ないプレイだった。。


中田浩二不要論も顕著な昨今。
先発としてアタマから起用する冒険は出来ないが、
守備固的起用の一つの手駒としては、有用なハズ。
鹿島アントラーズをJ史上屈指の超円満退団し、マルセイユで大活躍後惜しまれつつの退団で
かなりの蹉跌を味わったようだが、
中田浩二の冒頭記事のような復調は、日本代表にとっても朗報だと思うのですが、
復調具合を測定するためにも、明日のボスニア戦では先発起用を・・・・・
と、メンバー発表時に考えたりもしたわけです。。(2/23記事 参照)
皆さん如何でせうかねぇ???



    〆



追啓: 村井慎二駒野友一の左サイド先発起用の際には、
    中田浩二の存在意義は、限りなく低下しちゃうのですが・・・・・



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