自爆 ( 日本 vs ボスニア )

 今日のゴールでW杯メンバー当確?!



【 日本 2 − 2 ボスニア・ヘルツェゴビナ 】


引きこもり相手の苦戦は、恒例と言うか、ある程度の覚悟はしている。
しかし、ここまで中盤が食い荒らされたのは、いつ以来か?
04年暮れのドイツ戦以来? 03年6月のアルゼンチン戦以来?


まず、ボスニア・ヘルツェゴビナとこの時期にドイツで試合を組めた・・・・
ということは、ここ数年のJFAの実績でも屈指のものだと思う。(サウジとの顛末を含め)
それくらい、生本番前の強化試合としては最適の相手だった。
高さがあり、足元の技術も高い。組織的プレス・周囲との連携も高水準。
生本番には出場しないと言うのに、かなりの本気モードでのプレイ。
そして、最も特筆すべきは、日本の左サイドに狙いを定め、執拗に突破し続けたことだ。。


各所で言及されると思うが、左サイドの守備については触れなければならない。
チーム全体の攻撃力底上げを論拠とした三都主アレサンドロの左サイドバック起用。
守備に目を瞑る“諸刃の刃”であることは自明の理なのだが、
効果的な攻撃が繰り出せない以上、永田寿康以上の自爆状態。
だだっ広いの荒野での自爆テロ状態だ。。
パスコースを限定することすら出来ない、
ドリブルにつっかけることすら出来ない選手をDFラインに抱えることは、
これ以上見るに耐えない。
三都主アレサンドロが「使えない」というコトは、もう対戦国にまで周知徹底されたハズ。
服部年宏中田浩二村井慎二三浦淳宏駒野友一・・・
と、代表左サイド起用経験者は三都主アレサンドロを追い落とすまでは至っていないが、
三都主アレサンドロ程の「穴」でもなかったはず。
彼らでも不満なら、服部公太新井場徹もいる。
今野泰幸の様な運動量・守備力に優れたボランチをコンバートしても良いだろうし、
坪井慶介の様な機動力・俊敏性に優れたDFをコンバートしても良いと思う。。
コインブラの英断は、もう期待できないのだろうか??


結果的に、お得意芸たる終了間際の得点でドロー決着なのだが、
今日に限っては、完全に打ち負かされて大敗を喫した方が良かったかもしれない。
それにしても、平均身長が180cmオーバーの東欧の代表チームから、
サイドからの放り込み→ヘディングシュート で2点奪取というのは、完全想定外。
それもこれも、中村俊輔小笠原満男等へのプレスが予想以上に激しく、
完全に相手DFを崩した・・・・といったシーンが皆無だったための副産物だった。
デカイ選手にプレスを頑張られると、威力低減の中盤も相変わらずか・・・
80分経過あたりから形成された柳沢敦大黒将志の2トップは、迫力皆無。
両方ともサイドに流れたり、スペースを作ったり、守備に精を出したりのタイプだけに、
放り込みたい時間帯に、ゴール前にFWが存在していないと言う最悪の状況も見られた。
ただ、そうして出来たスペースに中田英寿が飛び込んで決勝ゴールを奪っちゃうんだから、
コインブラの運が良いだけのか、人智を超越した采配なのか、未だに不明だ。
(↑おそらく前者なんだろけど。。。)


ボスニア・ヘルツェゴビナ戦が終了し、生本番前の現地合宿まで海外組の代表合流機会は無い。
そうなると、交替枠を2人も余らせ、松井大輔中田浩二を出場させなったことについて、
思い返すたびに、もったいないオバケに襲われる。
このコトについてコインブラを小一時間ほど問い詰めたいなぁ。
ついでに、三都主アレサンドロ起用という自縛を解いちゃいたいのだが・・・・



     〆



追啓:拙者の周囲にも、ボスニア・ヘルツェゴビナとセルビア・モンテネグロを勘違いしていた人間が数人。
   しかし、アナウンサーが実況中に言い間違えるのは、切腹モノだ!!



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