アテネ経由、仏・蘭経由、ドイツ行き

松井も平山も、表紙に小さく顔が載ってるDVD・・・・


■平山相太、先制弾。5戦4発で、今季7点目(記事リンク)


■松井大輔、2ゴールでルマン勝利(記事リンク)


平山相太が先制ヘッドを叩き込めば、松井大輔Most Elegantな2ゴール
ともに、ラッキーとか相手のミス云々ではなく、ビューチーなゴール3つでした。


日本代表でも中核を担う・・・・とまで到達していない2選手、
スタメンさえ確保していない2選手の大活躍でしたが、
所属リーグがオランダ エールディビジと、フランス リーグアン
ともに超一線級のプレイヤーが揃うリーグではありません。
平山相太は今季7得点を挙げるも、その点が割引材料となっているやもしれません。
小生の思い込みでは、どちらもフィジカル的接触の激しいリーグ。
アフリカ系のフィジカルモンスターな選手が徘徊するリーグ。
日本人が最も弱点としてきたフィジカル重視のリーグで活躍し出していることは、
十二分に評価されてもよいはずです。
しかも、到達点・目標点は同じでも、2人のアプローチの仕方が違うのも興味深いところですな。。


松井大輔の場合、1点目のトリッキーな右足ヒールシュートも、
2点目の浮球の左ダイレクトボレーシュートも、自身の叡智と技術の結集。
これらの、フィジカルモンスター達をテクニックやスピードの緩急で交わしていく姿は、
古来より日本人蹴球選手が目指し到達ようとしてきたベクトルです。
まぁ、京都サンガ在籍時に“サーカス蹴球”とまで形容(揶揄?)されたスタイルですから、
フィジカルモンスター相手には、ハマるんでしょうな。


対して、平山相太
右からのクロスに、DF2枚に挟まれながらもヘディングシュート。
相手DF競り勝ち、頭の上からのヘディングシュート。
日本人とは思えないフィジカル能力を見せつけてのゴール。
フィジカルモンスター達にフィジカルで圧倒していこうとするベクトルです。
国見時代からのプレイスタイルを貫いているだけに、
どこまで通用するか・・・ってのは大変興味深いところ。。
とりあへずは、リーグディビジ下位には通用する・・・と判明しただけの段階か。


こういう活躍が続くと、代表云々の話が出てくるのは必然の流れ。
昨年のアンゴラ戦でも活躍した松井大輔は、代表入り当確かと思われる。
ただ、現時点では途中投入のシフトアップ要員が濃厚としか見られていないかも。
アタマから中村俊輔と並べて使うことによって、攻撃バリエーションの増大、
2010年へのタクトの禅譲の円滑化が図られると思う。
そして、平山相太。。
「未だに平山相太は、“ヘボだ”という意見と“凄い”と言う意見に二分される」
スポルティーバだったかナンバーだったかに書かれていたと思う。
(↑年末に実家帰省中に読んだ記憶があるんだけど・・・)
“ヘボ”・“スゴイ”の二極のみで考えると、小生的には平山相太は前者だと思う、
あくまでも現時点では。
(その他のFWは、さらに輪をかけて“ヘボヘボ”なのが現状なんですが・・・)
FWなんて波があるのが当たり前。
波に乗りさえすれば、サルバトーレの様な格落ちの選手だって
W杯で得点を積み重ねていける。
誰が、その時波に乗っているのか・・・・・その見極めは大事なんだけれど、
その選択可能範囲に平山相太がいない現状には首を傾げざるを得ない。
とりあへず、呼んで使ってみないことには、宝の持ち腐れかどうかも分からない。
2月のアメリカ戦・フィンランド戦は、格好のテスト舞台。
コインブラ兄弟の英断に期待したい。


「英断」というよりも、「極めて常識的な判断」と言った方がふさわしいハズなのだけれど。



        〆




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