焦燥 ( C大阪 vs 大分 )

宮本恒靖(ガンバ大阪) 2006年度 カレンダー


【セレッソ大阪 1−1 大分トリニータ】


午後よりCATVにて観戦。
某国営放送の衛星放送でも別カードを放映しているが、
受信料を払っていないため観戦自粛。
(そのためか、NHKBS1の左下にメッセージが出て、見にくいコト限りなし)


大分のシンプルな構築は見ていても明快。
助っ人ボランチが強力。DFのフィジカルも良い。
守って、マグノアウベスの一撃・高松大樹の高さ・吉田孝行の前進に託していく。
終了間際にも、オフサイドでゴールが取り消されたり、マグノアウベスが抜け出したりと、
あと、10分あったら大分トリニータが勝ったんじゃないかとも思う。
でも、あれだけポストに当たってれば、運も逃げていったかも知れないけど・・・・
これで大分トリニータは、残留確定らしい。
経営難を抱えながら、ここまでの復活はお見事。
シャムスカマジック云々ではなく、蹴球内容を明確に簡略にしたことが、
好結果かに繋がったのではと類推する。


さて、一方セレッソ大阪
セレッソ大阪の試合は極力見ない。
放映自体も少ないのだが、見たくない、応援しづらい選手が居る。。
活躍して欲しい選手でもあり、活躍して欲しくない選手でもある。


同時間帯、首位のガンバ大阪大宮アルディージャにリードを許している。
知って知らずか、その背番号10の選手は後半途中で投入された。。
西澤明訓との2枚FWに次々と放り込まれ、混戦からあわやのシーンに至る。
惜しい!とも思いながら、外れてホッとしたりする。。
チーム自体、優勝への焦燥感に駆られているのだろうが、この選手にも焦燥感が漂う。
代表を狙える位置には程遠く、スタメン復帰への焦燥。
サンガに残留してれば良かったのに・・・・・


試合終了のホイッスル。
ボールホルダーのブルーノクアドロスが、上を向き咆哮した様に見えた。
首位を追うための焦燥感がとにかく伝わってきた。
悔しいのだろうけど、内容的には「負けなくて良かった」の範疇ではないでせうか?
ガンバ大阪は敗戦・鹿島アントラーズも敗戦で、いよいよ佳境。
大黒将志が満身創痍で、アラウージョも一時の勢いが無いガンバ大阪よりは、
こんな苦しいゲームをドローに持ち込めるセレッソ大阪は見込みがあるのではないかと。
残り試合が、若干軽い相手である鹿島アントラーズとの一騎打ちとみるが・・・・
拙者の予想は当たった試しがないからなぁ・・・・・