落日 ( 柏 vs 甲府 )

 DECADE 柏レイソル10年史―KASHIWA Reysol Official History 1995‐2004

【柏レイソル 2 – 6 ヴァンフォーレ甲府】


本日もCATV放映を録画し、深夜鑑賞。
結果を知ったあとの一日遅れの録画だが、
「看取る」気持ち満載で、真剣鑑賞。
結果は皆さんも知ってのとおり、甲府のFWバレーのWハットトリック
柏も2点返すので、爽快な打ち合いを見れると思っていた・・・・・


鑑賞中から、無性にイライラしていた。。
バレーが得点を積み重ねていく。
永田充が退場になる。
そんな悪循環・悪状況ではあるにしても、なぜ激しくいこうとしないのか?
絶望的になったとしても、なぜ返していこう・追いつこう としないのか?


この第二戦。急遽4バックを採用。途中から実績不足の外国人助人FWを投入。
はっきりいって、典型的なドツボ・負けパターンだと思う。
だが、その意思や意図を理解することが出来る。
3FWを抑えるため・・・個人技で打開していくため・・・・
しかし、レイソル選手達は何に臆しているのか、出足も当たりも甘すぎる。
端から見ているだけだが、感情・スピリッツが伝わってこなかった。
早野宏史監督が、顔を手で覆いうなだれる。
某選手が点を仰ぎ見る。
某選手が呆れ気味にDFを見やる。。
絶望的な状況かもしれないが、絶望は試合後でも出来るはず。
得点後、失点後。再び戦意を高めようとする選手はいなかった。。
確かにバレーの得点力は凄まじかったが、
この試合に限っては、柏がショボすぎたとしか見えない。
スタンドで涙を流すサポの目の前で、それでよいのか?
極寒のスタンドの裸族達の目の前で、それでよいのか?


それにしても、ヴァンフォーレ甲府
あの経営規模でのJ1昇格、
入替戦史上初の、J2勢によるJ1勢撃破、
ともに快挙といっても良いんでせうな。お見事。。
試合後、号泣するバレーと、慰労する大木武監督が抱き合うのを見ると、
なんだか、心温まってしまった。
現有戦力でJ1で戦い続けることは高ハードルだとおもうが、
来期以降の奮闘を祈念したい。。


さて、試合後のコメントから・・・


ラモス瑠偉「まだ今季は終わっていない。天皇杯もプロらしく戦うべきだ」


まさしくそのとおり。
今まで支え続けてくれたサポーターのためにも、天皇杯で奮闘し、
1年でJ1復帰出来るようにすべきだ。
すぐ感情的になったり、未だに日本語が上達しないなど、
引退後のラモスは好きではないのだが、
そのスピリッツは、些細ではあるが柏サポの慰めになるのではないだろうか・・・・


玉田圭司「しようがない。終わったばかりで、まだ何も決められない。何も言うことはない。うざい。」


はぁ??(←魔邪風)
う   ざ   い  ? ? 
このコメントからは誰に向けての発言かは分からない。。
ウザかったのは、取材の記者かもしれない。(←多分、コレだろう)
J1陥落という現状かもしれない。
ただ。どんなにレベルの低いマスゴミといえる記者でも、
その向こうには、支えてくれる何万というサポーターが居ることを忘れてはいけない。
いくらグランドデザインすら描けないフロントやクラブに愛想が尽きていたとしても
発してよい言葉ではありえない。
J2陥落により、柏の中心選手である玉田圭司は移籍するかもしれない。
W杯を狙うのなら、それがベストには違いない。
その後ろには、J2降格による財政緊縮で、戦力外通告を受ける選手がいる。
J1という桧舞台で応援することが叶わなくなった、幾多のサポーターがいる。
そのことを忘れずにいてもらいたい。
少なくとも国を代表しようかという選手が発する言葉ではない。。


昨年、柏は福岡との入替戦を戦った。
柏の入替戦参入が決したとき、試合後ロッカー手前で玉田圭司は俯伏して泣いていた。
ウザかったのは、この大一番で戦力になれなかった自身に対する言葉だと
信じていたいのだが・・・・・。
全て、小生の妄想の範囲である・・・と、なってほしいところなのだが・・・・


何がウザかったのか、問い詰めたくて仕方ない。。



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