Rome was not built in a day
■1月の日本代表合宿参加者発表
■今野→長谷部誠 達也→巻誠一郎 玉田→佐藤寿人
さて、年末と天皇杯にむけ気もそぞろの毎日ですが、
来年1月の代表合宿及び2月の米国遠征候補選手が発表。
なんかチョットだけ前進というか改善されて気がするのですが・・・・
正直言えば、これに岩政大樹を加えても良かったかと思うけど。
今季のJリーグ日本人得点王の佐藤寿人も興味深いのだが、
今日は最激戦区の中盤に名乗りを上げた長谷部誠について。。
(巻誠一郎は、再選だしスルー)
「チームの悲劇には、そのチームのエースの蹉跌が絵になる」
以前にこんな趣旨のコラムを読んだ記憶がある。
なるほど。。
・94W杯の決勝でのイタリアの幕引きは、ロベルト・バッジョのPK失敗。
・98W杯の決勝のブラジル完敗は、ロナウドの絶不調に起因。
・02W杯のドイツの決勝敗退は、大会MVPカーンのミスキャッチ。
・シドニー五輪の敗退は、中田英寿のPK失敗。
・浦和のJ2降格時、無意味なゴールを決めたのは当時のエース福田正博。
などなどが有名だと思う。
そして、去年のチャンピオンシップ。
・浦和レッズ、横浜FマリノスにPK負け。
PK失敗は、田中マルクス闘莉王と長谷部誠・・・・・
2人とも、この失敗を糧に今季は一回りも二回りも成長したと思う。。
田中マルクス闘莉王は、何故かチーム最多得点をあげるし、
長谷部誠も持ち前のキープ力からダイナミックな展開を見せ付けてきた。
(そのプレイに対する賞賛は、今更感満載なので割愛)
やっと、正当な評価を受けて選ばれた・・・といった感じでせうか?
(闘莉王は、上がるタイミングをさらに磨いてから・・・・)
小生は、4-4-2やら3-5-2やらのオーソドックスなシステム論は一旦忘却し、
使えないFW・サイドDFを排するという極論な持論なのだが、
ジーコはそんなこと頭の片隅にもないハズ。
そうすると、長谷部誠の代表定着・・・ってことを考えると、ライバルは強力過ぎ。
攻撃力>守備力 という構図のボランチ枠だろうから、
ライバルは、中田英寿・小野伸二・阿部勇樹・遠藤保仁・・・・・
あぁ、ほんと強力過ぎ。。
でも。合宿でアピールし、米国遠征で躍進すれば、まだまだドイツには間に合う。
まだ、21歳。
長谷部誠には、しっかりとジーコマイレージを貯めてもらいたい。
今回の長谷部誠の代表合宿参加は、加地亮の抜擢以来のナイスチョイスだと思う。
来年のことを言えば鬼が笑う・・・なんていうが、
南アフリカのことを持ち出せば、鬼どころか何が笑うのだろう・・・
南アフリカで日本代表やサポが笑うためには、長谷部誠は必要不可欠な存在。
ローマは一日で出来たわけでなく、幾万人もの人間が土を慣らし、
市街を作り、外的を排除し、社会システムを構築した結果であるはず。
その行為の断絶は、今までの行為の道程全てを灰燼にする可能性もある。
ジーコも任期残6ヶ月にして、やっとその未来への投資を含めた
代表選手選考を行ってくれたのかも・・・・・
継続は力。変革もまた力。。
でも本当は、ジーコはドイツのことしか考えてないのだろうけど。
(実際、長谷部誠はドイツを狙える実力はあるんだし・・・)
年末にブラジル帰国したら、ドイツのことすら忘れるんだろうなぁ・・・
〆