幹
約10年前の話、当時ガンバ大阪のエースストライカーが、清水エスパルスに移籍した。
蹴球界の移籍では、半年毎にチームを移籍することも珍しくない話なんだけど、
当時は未だプロ野球という定規が基準だった。
プロ野球のFA宣言すら珍しかった時節。
「Jリーグは、選手じゃなくて容器を応援するんだ・・・・」
と友人が言っていたのを、未だ鮮明に記憶している。
なんか、悲しくて反論できなった思い出。。
ACミランを思い浮かべるとき、皆さんは誰の顔が真っ先に出てくるのでせうか?
シェフチェンコ? カカ? ピルロ? ビエリ?
小生は、やはりマルディーニ。。
ユベントスを思い浮かべると、デルピエロ。
いずれも、クラブの象徴であり幹たる選手だから。
今回の移籍については、そんなクラブの幹となりうる2選手を放出したと考えている。
確かに黒部光昭は今季居なかったし、手島和希の出場機会は少なかった。
でも、サポにとっての象徴で合ったハズ・・・・
J2降格時、残留してくれるか、気を揉んだ。
(黒部光昭も、とりあへず1年はJ2生活を共にしたし・・・)
初戴冠への驀進もの原動力だった。。
クラブが強くなるには新陳代謝が必要だし、
最も華やかだった時に固執するのは退化だとも思う。
しかし、サンガの象徴的選手は、今後誰になっていくのだろうか?
JEF千葉が中西永輔を放出した後、ユース組の抜擢で新陳代謝を成功させた。
サンガは・・・・??
ユース組をどのくらい活用していくつもりなのか?
強化との二律背反かもしれないが、日本人である以上は愛着も必要なバロメータ。
苦楽を共にしてきた選手だからこそ、心底応援できるはずなのに・・・・
スター選手だけ引き抜いてきて勝っても、勝利以上のモノは得られない。
(勝利すら得られないよりはマシなんだろうけど)
そもそも、サンガはスター選手を揃えてる風でもないんだけど。
幹たる選手に遠慮した采配等は不必要だけど、
幹たる選手を軸としたクラブ強化・采配を、小生は見たかった・・・・
決して回顧主義者ではないのだが、最後に再度この画像を貼っておきたい。
今まで、ありがとう。。
必ず、必ず、帰ってこいよ・・・・・・・
サンガフロントには、サンガ監督には、
早く新たなチームの幹たる選手を選び育ててもらいたいもの。。
〆