基盤 ( 日本 vs 米国 )
古より日本國に滅亡の危機が訪れたのは3度。
(↑拙者的には、白村江の後、元寇、太平洋戦争)
「紀元節」であった「建国記念の日」に米国と対戦するというのは凄い因縁。
あぁ、なのに完全な返り討ち・・・・
「3−6−1システムが悪かった」 だの、
「芝が悪かった」 だのと、様々な敗因分析がなされている。
その中でも、珍しく的確だったのが三都主アレサンドロのコメント
(前の部分は下らないので省略。途中から・・・)
ベースがないと、いいサッカーができないということ。
自分たちはボールがつなげられればいいサッカーができるが、
今はそのベースがない。
三都主アレサンドロの言う様に、
選手が多少替わろうがチームとしての基盤が無い限り、こんな試合を続けてしまうだろう。
後半、巻誠一郎・佐藤寿人・本山雅志・長谷部誠・阿部勇樹がピッチに。
米国のスタミナが尽きたこともあるが、
惨敗濃厚という状況・代表生き残りにアピールが必要というロジックで結ばれたため、
“イケイケ”という基盤が生じ、蹴球内容が幾分持ち直した。
持ち直したトコロで、これが生本番だったら手遅れだった・・・・
その昔、代表監督だったトルシエが、
「私の蹴球の教科書は500ページある。」 と豪語した。
だが実際には5ページ程度であり、生本番前のノルウェー戦前には教え尽くしてしまい、
そのあたりからは、何の上積みもなかった。
では、現代表監督コインブラは・・・・・??
あたかも、何の教科書も持たずに手ぶらで教室にやってきて、
自習を続けさせているかの様に見えてしまう。
自習でも、やる子は出来ちゃう。中村俊輔のように。
前回は、選手の連動性を発展させすぎて自由度が狭まり、トルコに敗れた。
今回は、チームとしての基盤が確立していないため、
ベルギー戦の苦しかった時間帯を耐え切れないかも知れない。
選手の創造性を前面に出して勝とうとしているが、
選手の創造性を前面に出すための基盤・ロジックを定めていないツケが、
大きくのしかかりそう・・・・
って、生本番4ヶ月前に言うことぢゃないし!!
●●私的高評価選手●●
阿部勇樹
試合が決した後での活躍だったので、すっきり高評価とはいかないけど。
長谷部誠なり阿部勇樹なりが、3列目から前進して行った時どうするのか?
といった最低限のベースがあれば、もっと活躍できただろうに・・・
加地亮
巻誠一郎へのアシストは、素晴らしかった・・・・・が、
宮本恒靖・田中誠と形成する右の防衛線は脆弱だった。
左よりマシだったけど。。