粛々 ( 日本 vs フィンランド )

コインブラのチーム構築もマンネリ・倦怠に入ってきたなぁ・・・


【 日本 2 – 0 フィンランド 】


2年前の今日も代表戦が行われていた。
後半ロスタイムに久保竜彦の決勝ゴールで辛勝したW杯一次予選初戦。
場所は埼玉スタジアム2002。対戦国はオマーン
(ちなみに、現在のプロフィール欄画像はそのオマーン戦の画像。)
中村俊輔のPK失敗もあり、なかなか得点を奪えない焦燥感。
後半開始時と得点時の「クボ!クボ!クボ!・・・・」の大コール。
(注↑ 後半開始時に、柳沢敦OUT 久保竜彦IN ) 
試合後、スタジアムから浦和美園駅への道すがら、
「浅い新聞」こと「朝日新聞」の号外で“劇的勝利”みたいなものが配られていたっけ。
 (さすが、いまさらジャ−ナリスト宣言。やっぱり今までは素人だったか・・・)
こんな蹴球内容で、ドイツにたどり着けるのかとやたら不安だった2年前。
そして2年後の本日のフィンランド戦。
やはり、不安しか残らない・・・・・・


全く攻める気配を見せない、攻めての無いフィンランド
「平均身長の高いDF陣に引かれたときに。どうこじ開けていくか??」
といったテストとしてのみ唯一の有効性が見出せた気がする。
 ・ 左右ハイサイドからのクロス → 跳ね返されまくり。
 ・ 切り込んでの低いクロス → 久保竜彦の先制点に繋がる。
 ・ 遠目からのシュート → 今後の参考にならない遠すぎシュートが決まる・・・・
こういう試合こそ、シフトチェンジの有効性を見極めるのに絶好のチャンスだったハズ。
所謂3-5-2から3-6-1にシフトし、二列目・三列目の飛び出しから起点を作成ってな感じで。
初戦のアメリカ戦は、久闊の試合と言うことから慣れ親しんだシステムで入り、
3-6-1の1TOPはこの試合で試すべきだったなぁ・・・と思う結果論・・・・・
(システムの数字表記は好きじゃないのだけど、説明しやすいので。。)


4バックでガッツリ固め、8人ドン引きのフィンランド
これはクロアチアやオーストラリアではありえない。
攻撃力と守備力がアンバランスな三都主アレサンドロの代わりとして、
村井慎二を起用したのに、攻めを受ける時間が皆無に等しかった。
村井慎二三都主アレサンドロと比べてアピールすべきは、
そのプレイの安定ぶりであり、守備での無難なポジショニンであるはず。
攻めてこない相手に、相当フラストレーションを溜め込んだのではないか。
攻撃面オンリーを考慮したら三都主アレサンドロに分があるんだし。
また、田中誠の替わりに坪井慶介を起用したのに、
その快速を生かした守備力を発揮する場面は皆無だった。
なんと価値を見出しにくい、先発交替だろうか・・・・


本番に対して、漠然とした不安が拭いきれない生本番4ヶ月前。
4年前の同時期はどうだったろうか。
中村俊輔が選ばれるのか、選ばれないのか?? なんて話題もあったし、
確か、アウェーのポーランドで完封試合も行っていた記憶がある。
高原直泰の離脱は、もうすこし後の出来事だったろうか??
ノルウェーに無策なDF陣を切り裂かれ、本番への不安を募らせていたなぁ・・・
もしかして、現在の日本代表は“本当に出来ない子”なのかもしれない。
“分からないトコロがある子”ではなく、“何が分からないのかも分からない子”。
そういう風に見えてきた。


あぁなんとなく、粛々と繰り返していく代表戦。。。
最近、こんな代表戦がやたらと多い。
あと4ヶ月で生本番なのになぁ。



     〆
 


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