身贔屓

フランスと言えば、未だにダバディを思い出してしまう・・・



■ルマン松井大輔、ファン選出1月の優秀選手に!!(記事リンク)


もう10年近く前だろうか、マリスのMLB年間ホームラン記録を破り、
ワグワイアとソーサがホームランキング争いを繰り広げていたとき、
ある日本人記者がワグワイアへのインタビューで、いきなりこう質問した。
「ヒデオ・ノモ についてどう思いますか?」


数年前、ボンズがホームランを量産していた年。
マリナーズとの試合後のインタビューで、ある日本人記者が質問した。
「今日のイチローのバッティングを見て、どのような印象を受けましたか?」


先日UG氏のサイトで、こんな話が張られていた。

昔、岡本綾子が日本で白人ゴルファーと優勝を争っていた時、
白人ゴルファーがボギーを出してしまったのを見た日本人ギャラリーから
「ナイスボギー!!」 って声がして、
それを聞いた岡本綾子のほうが日本人の民度の低さを泣いて悔しがった。


日本人は日本人が大好きだ。。


MLBのオールスターファン投票では、日本からの投票が加算されて
イチローが鬼神のような数字を集めたりする。(拙者も何票か入れたんですけど・・・・・)
日本人蹴球選手が、後半ちょこっと出場しただけで、「勝利に貢献」とか言っちゃう。
シュートの3つも4つも前の横パスを日本人蹴球選手が出していたりすると、
「ゴールに絡んだ」とか言われちゃう。


異国の方々は、どう思って見ているのでせうか?
異国でも同様なんだろうか??


で、冒頭の記事。。
拙者の情報収集能力不足だけかもしれませんが、
こんな投票の存在を全く全く完全に知らなかった・・・・・

 1位 カレンベルグ (オセール デンマーク代表)
 2位 松井大輔   (ルマン 日本代表)
 3位 ヴィルトール (リヨン フランス代表)

あぁ、2位。
悔しくもあり、大変嬉しくもあり。。
松井大輔を1位にしよう・・・」っていう動きが皆無なわけではなかったようだけど、
日本からの投票なんて、たかがしれているハズ。
フランスの皆様に2位にお選びいただいたってことが非常に嬉しい。。
そもそも選択肢の一つに“松井大輔”の名前があったことが誇らしい。。


ユベントスのホームタウンで、冬季五輪が開催中。
フィギュアスケート・ペアで、井上怜奈選手が米国代表として出場。
彼女の今までの病魔との苦闘・紆余曲折なんかもあいまって、
結構のマスメディアが取り上げている。
松井大輔が1月の優秀選手に選ばれたことは、TVでは完全ノータッチだが
フィギュアのペアみたいに、国籍や民族等だけでの喧騒よりは、
遥かに遥かにマシだったかなぁ・・・と思う。。
フィギュアのペアは、日本チームは出てないから、別に良いんだけど・・・


(それにしても、あれだけ派手に転んで銀メダルの某国は・・・一体・・・??
 だから主観的競技はキライだ・・・・)


 
       〆


人気Blogランキングへ ← 拙者の松井大輔贔屓が一番ヒドい・・・・と思う人はポチっとお願いします。

刀傷

nyotoku212006-02-12

昨日、書ききれなかったどうでも良いコトです。
右の画像は、昨日の米国戦の加地亮様。
巻誠一郎へのクロスは米国に一矢報いることに繋がりました。
悄然と歩く姿は、得点差以上の完敗だったコトが分かります。
笑みは無く、疲労が見て取れ、アバラ骨まで浮き出て見え・・・・
って、アバラ骨では無く、新アウェーユニのデフォの柄か。


■日本代表の新アウェーユニフォーム発表。日本刀がモチーフ(1/30記事リンク)
という記事が半月ほど前にありました。
宮本恒靖が着用する新ユニにも、アバラが・・・・ではないのですな。。
米国戦で初めて試合に着用されたこのユニフォーム。
引いたアングルからの画像だと、ただの白ユニなんですが、
アップになると、拙者にはアバラ骨にしか見えない。
一応「11本の刀」なんていうものを気取ってるらしいのですが、
もし「11本の刀」だとしても、剥き身の刀身が代表選手に迫る様にしか見えない。
これ、刺殺される図柄なのか・・・??


どうも代表のユニフォーム変更についていけていない拙僧。
新ユニが発表されるたびに、「えぇっ〜!」としか思えなくなってきた。
ちなみに拙者の中での最高の代表ユニは、仏98W杯予選を戦ったアシックス社のヤツ。
(昔の感性から抜け出せない、片山さつき状態です)
  【下コメント欄参照。拙者の勘違いで、アディダス製でした。2/15追記】
しかし、このアシックス社のユニにはアイデンティティが詰まっていたと思うのだ。
不動明王迦楼羅焔を模した炎の紋様は、これぞ日本國の精神性を示したもの。
翻って、現代表ユニ。
・ 日本 → サムライ → 刀 
安直過ぎ。
80年代の米国のB級映画の発想です。
いまどき、ベッカム家のホームパーティでしか登場しない連想ゲームです。
小韓民国のユニがキムチ柄になったとしても、笑う資格が無い気がする。
このアディダス社のユニをデザインしたヤツ、おそらく異国人様なんでせうね・・・・


■出場国ユニフォームランクで日本最下位(12/10記事リンク)
アウェーユニを入れたら、FIFA加入国で最下位かも知れませぬ。。。



   〆



人気Blogランキングへ ← アシックス社の回し者ではありませんので・・・

基盤 ( 日本 vs 米国 )

その場しのぎなのか、テストなのか・・・??


【日本 2−3 鬼畜米国】


古より日本國に滅亡の危機が訪れたのは3度。
(↑拙者的には、白村江の後、元寇、太平洋戦争)
「紀元節」であった「建国記念の日」に米国と対戦するというのは凄い因縁。
あぁ、なのに完全な返り討ち・・・・


「3−6−1システムが悪かった」 だの、
「芝が悪かった」 だのと、様々な敗因分析がなされている。
その中でも、珍しく的確だったのが三都主アレサンドロのコメント

(前の部分は下らないので省略。途中から・・・)
ベースがないと、いいサッカーができないということ。
自分たちはボールがつなげられればいいサッカーができるが、
今はそのベースがない。

三都主アレサンドロの言う様に、
選手が多少替わろうがチームとしての基盤が無い限り、こんな試合を続けてしまうだろう。
後半、巻誠一郎佐藤寿人本山雅志長谷部誠阿部勇樹がピッチに。
米国のスタミナが尽きたこともあるが、
惨敗濃厚という状況・代表生き残りにアピールが必要というロジックで結ばれたため、
“イケイケ”という基盤が生じ、蹴球内容が幾分持ち直した。
持ち直したトコロで、これが生本番だったら手遅れだった・・・・


その昔、代表監督だったトルシエが、
「私の蹴球の教科書は500ページある。」 と豪語した。
だが実際には5ページ程度であり、生本番前のノルウェー戦前には教え尽くしてしまい、
そのあたりからは、何の上積みもなかった。
では、現代表監督コインブラは・・・・・??
あたかも、何の教科書も持たずに手ぶらで教室にやってきて、
自習を続けさせているかの様に見えてしまう。
自習でも、やる子は出来ちゃう。中村俊輔のように。
前回は、選手の連動性を発展させすぎて自由度が狭まり、トルコに敗れた。
今回は、チームとしての基盤が確立していないため、
ベルギー戦の苦しかった時間帯を耐え切れないかも知れない。
選手の創造性を前面に出して勝とうとしているが、
選手の創造性を前面に出すための基盤・ロジックを定めていないツケが、
大きくのしかかりそう・・・・
って、生本番4ヶ月前に言うことぢゃないし!!


●●私的高評価選手●●

阿部勇樹
   試合が決した後での活躍だったので、すっきり高評価とはいかないけど。
   長谷部誠なり阿部勇樹なりが、3列目から前進して行った時どうするのか?
   といった最低限のベースがあれば、もっと活躍できただろうに・・・


加地亮
   巻誠一郎へのアシストは、素晴らしかった・・・・・が、
   宮本恒靖田中誠と形成する右の防衛線は脆弱だった。
   左よりマシだったけど。。


●●私的低評価選手●●

中澤佑二
   1失点目2失点目は、守備ユニットととしての失敗だったが、
   3失点目は、中澤祐二個人が完全にマークを外され、ドンピシャヘッド被弾。
   試合が決した後の得点など、無意味・無価値・無意義。。
   チームの重要な支柱だけに、残念至極。。


福西崇史
   守備が不安定な時間帯は、フォアリベロ的にCB前に鎮座して欲しかった。
   まぁ、その役目は福西崇史かどうかは不明だけど。
  

●●コインブラ君●●

   とりあへず、、中盤はパス出し地蔵を揃えて、久保竜彦に全部任せて・・・・
   っていう方針が、オーストラリア戦前に失敗しておいて良かった。。
   これも強運のうちなのか・・・???
   (前任者は、生本番のトルコ戦でやっちゃってたしな。。)
   しかし、コインブラなら学習せずに繰り返すのやも・・・・



       〆



人気Blogランキングへ ←生本番に向け、不安が増してきた方は、ポチポチっとお願いします。
            (ポチっとしたところで、不安が霧消するわけではございませんが・・・・)

Kids・Return (小倉隆史 引退)

この輪の中に、小倉は居なかった・・・


■小倉隆史、引退(記事リンク)


ラボーナの様に左足を使い、ヴェルディの右サイド石川康を抜いた時、
今後10年、この選手が日本代表の大黒柱になるだろうと思った。
今後10年、城彰二と二入で代表FWは安泰だと思った。
今後10年、・・・・
そんな幻想を抱かせてくれた小倉隆史が引退を表明した。


思い出したくも無い灼熱のマレーシア。
数人のドクター・コーチに囲まれながら、横たわる小倉隆史が拳でピッチを叩く。
通常とは真逆の方向に90度曲がった膝。
遠くから凝視する西野明。
あの瞬間さえなければ・・・・


「たら」「れば」で語ることは、本当に無意味・無価値・無意義なのだけど、
小倉隆史は、「たら」「れば」で語ることが許される稀有な存在だと思う。
小倉隆史を失ったアトランタ五輪代表は、マイアミで奇跡と称される偉業を成し遂げた。
その時のメンバーからは、中田英寿が、川口能活が、田中誠が、
ドイツの地を踏むことになるのは確実だろう。
彼らが再度奇跡を起こすことで、
小倉隆史の無念さのいかばかりかは、霧散するのではないかと思う。
 

昨年5月に、アトランタ五輪代表キャプテンの前園真聖が引退している。
ろくでもないマネジメントマネジメント会社(目玉焼き)のせいで大成が阻害された前園真聖と、
怪我により、その能力の大部分を削がれた小倉隆史
傑出した能力を持った二選手が、必ずしも成功とは言えない選手生活を過ごしたことは、
日本蹴球界にとっては大きなマイナスなのだが、
彼らの後に続く若い選手達には、大きな示唆を与えているハズ。


小倉隆史の引退を聞き、ある映画を思い出した。
二人の青年の青春時代を描いた邦画のラストシーン。
一人は夢破れ、一人は道を踏み外し、人生に挫折する。
薄暗くなった中、昔通った学校の校庭を自転車に二人乗りして周回し続ける。
一人が呟く  「俺達って、もう終わってしまったのかなぁ・・・??」
一人が応える 「終わった? まだ何も始まっちゃいねぇよ・・・」


小倉隆史の第二の人生に幸多からんことを。。


        〆



人気Blogランキングへ ← 小倉隆史の話は、「たら」「れば」の世界になってしまいます・・・・・・(つ0T);

♪チェルシーはママの味〜

不二家のチェルシー画像が無くて・・・仕方なく明治チェルシーで。。


■京都サンガ、J1舞台はチェルシー布陣(記事リンク)


チェ、チェルシー!!??
プレミアのチェルシーって、あのロシア人富豪が大枚を投じ、
嫌味なポルトガル人智将が率いて、
霧の都にある青いユニ着たチェルシーですか??
こりゃ、大きく出たもんだ、大阪日刊スポーツ。。
「レギュラー組みが出場した2本目は〜」との記事ですが、
パウリーニョの居る1本目がレギュラー組だと思われるのですが・・・
(メンバー等はコチラ(サンガ公式)でご確認を。。)
地方の大学生相手に大勝したからといって、
J1で通用しうるかは全くの別次元なのは当然の話。
先週末には、主軸がゴッソリ持っていかれたレイソルに負けてるし。


さて、柱谷幸一監督にとっては、初めてJ1を舞台。
昂ぶる気持ちも理解できるのですが、何となく7年前の岡ちゃんを思い出してしまう。
仏W杯で日本代表を率いた岡田武史氏は、1999年からコンサドーレを率いる。
ところが、日本代表監督を率いた経験からか、札幌の地力に即したチーム構築が出来ない。
ことあるごとに、「リッピが・・・」とか口にしていたなぁ。
そんなユベントス模倣蹴球がJ2に適応するわけも無く、5位。
翌年は、カウンターに特化した蹴球でJ2ブッチギリの優勝を飾るわけです。
これには、悪童エメルソンの獲得や、野々村芳和のリーダーシップ覚醒、
図らずも若手に金の卵が揃っていたという僥倖が重なるわけですが・・・
(↑当時の若手ってのが、今野泰幸山瀬功治藤ヶ谷陽介なわけですな)


J1に昇格し、注目度は各段にUPした今季のサンガ。
魅惑的な蹴球を披露したい、攻撃的な采配を振るい勝利したい・・・・
柱谷幸一に、そんな気持ちがあるのやも。
まぁ柱谷幸一監督のチェルシー模倣を認めたような発言は、
99%リップサービスで、記者に言わされた感が満載なわけですが・・・
それにしても大阪日刊スポーツ記者は、
なぜバルセロナでなくチェルシーに準えたのか??
チェルシー並みのドン引き蹴球だったのでせうか?
Jリーグクラブのキャンプはメディア露出もイマイチなので、
判別しようがありません。。


さて、前述の岡田コンサドーレの後を引き継いだのが、実弟柱谷哲二
「4バックに対応できないセンターバックは二流!」
とか言って、半年間自論を展開し、自滅の道を全速力で駆け抜けた凍傷。


理想に走らず、パープルサンガの地力を的確に把握し
地に足つけた蹴球を展開して、実弟の二の舞だけは避けて欲しいものですが。。


    〆



人気Blogランキングへ ← あぁ、大阪日刊スポーツ記事に釣られるとは・・・・・

哀悼

ジャンルカ富樫氏の御本です。。


■富樫洋一氏、エジプトで逝去(記事リンク)


BLOGを書き綴ってみて分かったコト。
文句をつける・批判を繰り返す・・・等を書くことの容易さ。
蹴球について面白おかしく書き綴ることの困難さ。。
(拙者自身、ユーモアのセンスが皆無なこともあり)


ご贔屓クラブの、代表監督の、JFAの、審判への不満を小難しく無責任に書き綴り、
蹴球通を装っている人種のなんと多いことか・・・・(勿論、拙者もその一人)
蹴球の楽しさ・面白さを陽気にを伝える稀有な存在だった、富樫洋一氏。
さようなら、ありがとう。。
富樫洋一氏のご冥福を心より祈念いたします。


   〆



人気Blogランキングへ ← 日本の蹴球界の大きな財産を喪失してしまいました。。

経営と蹉跌と浮上の回顧

資源投資時期の見極めは難しいものですな・・・




サポティスタから入ったのですが、
J'sGOAL京都パープルサンガ梅本徹代表取締役社長の
インタビューが載っていた。

■【Road to J1〜2006 J1新規3クラブの過去・現在・未来〜】
京都パープルサンガ:梅本徹 代表取締役社長インタビュー

インタビュー自体は、特に面白おかしくも無く、新しい発見があるわけでもなく・・・
まぁ読んでも読まなくとも・・・・・といった内容なんですが、とある懐かしいコトを思い出した。
J開幕前のネタ閑散期なので、若干触れておこうと思う。


2年程前の『日経ビジネス』の「敗軍の将、兵を語る」というコーナーだった。
その刊に載っていたのは、石崎恒夫氏。京都サンガの前社長。
いまでは、内容の詳細をココで説明することは困難であり、
このサイト(URLリンク)で内容を垣間見ることが精一杯だろうか。


上記のリンク先では比較的冷静に分析をなされているし、
前社長本人の発言で無く、記者の筆によるトコロが大きいところも十分納得できる。
しかし、発言をストレートに読み続けると、
“笛吹けど踊らずだった”
と言っているような印象を受けた。
そもそも、その数年前の三浦知良への0円提示の騒動から悪評が漂っていたこともあり、
文章を読み終えた頃には、怒り心頭に発していた。


石崎氏の言いたいコトが理解できないわけでなかった。
自身の失敗を誌上で語る姿勢も、賞されて良い。
クラブ経営を健全化し、負債並びに親会社への依存度を低減せねばならないのは、
経営者としての極めて常識的な感覚だと思う。
ただ、ハードランディング過ぎた。
クラブの経営云々さえも矮小と映らざるを得ない状況に推し進めた。
天皇杯戴冠で、飛躍的に注目度が増した中での蹉跌は、
機運が高まりつつあった専用スタジアム構想すら霧散と化し、
京都に“蹴球”という文化を定着させる最大の機会を喪失したのだ。
結果論なのかもしれないが、京都における“蹴球”の最大の危機を招いたのだ。
雑誌の性質ゆえか。財表上の論点しか触れていなかったが、
石崎氏には、そのような視座が欠落していたように思えてならない。


02年の中盤から後半にかけての驀進は凄まじかった。
手島等を引き連れて某北のクラブに移ろうと画策していた木村文治を放逐し、
京都パープルサンガは、再浮上の道程にある。
あの当時の浮上スピードと比すと、あまりに遅く物足りない速度ではあるが、
確実な浮上を遂げているし、またあの驀進を・・・・・とも期待している。
勢い・機運・周囲を魅惑する攻撃蹴球等を喪失するという大きな蹉跌を乗り越え、
再びJ1で戦えることの幸せと責務を、非常に感じてしまった。。




   〆



人気Blogランキングへ ← 本日もお読みいただき、誠に有難う御座います。。